Xperia1 Ⅱは買うべきスマホか
A.私は買います!
《期待度★4.5》です。
ソニーから新たに発表されたハイエンドスマートフォン、Xperia1 Ⅱ(「ワン、マークツー」という言い方もだけど、入力もしづらい・・・)。
スペインで開催される予定だったMWCの中止により、急遽発表会をインターネット公開していましたが、国内の注目度で言えば逆に高まったのではないかという印象です。
情報が多いわけではなく、現時点で何とも言えないところが大きいですが、ブログやyoutubeを見ていると、概ね好評なようです。明後日日本での発売に関して何か分かるかも。
※3月21日追記 docomoから発表されましたね。最新情報はこちら・・・準備中
私はというと、最初に書いたとおり、買います!
買う宣言の背景
元々重箱の隅を極める日本メーカーが好きで(当ブログではソニーが多めですが、ソニーがというよりも日本メーカー全般、あえて絞るならNEC好き)、現在使っているスマホもXperiaです(XZ Premium SO-04J)。日本メーカー好きもあるのですが、Xperiaのホーム画面(UI)が好きで、これに慣れすぎてなかなか他のにできないという理由もあります。
今の機種に変えてもう少しで2年半。結構気に入っているとはいえ、電池の持ちも悪くなってきたのもあり、そろそろ機種変更したいなと思っている今日この頃。でも機種代金の割引に規制が入り、あと少しで5Gが始まるこの時期、なかなか10万以上払ってまで替えるのには踏ん切りがつきませんでした。
またXperia1に関しても、ここ数年の迷走試行錯誤した機種よりは良さそうなものの(縦長なのもおもしろい)、決断に至る最後の一押しはないような印象で、ずるずるとここまで来た次第です。
そんな中発表された新機種。当然のことながら5G対応、角ばったフォルム。様々なソニー製品の技術を詰め込み、またそれら製品群との相性・使い勝手を考えたコンセプト。ここ数年の機種を使っていなかったものからすれば、正統進化をとげたなという印象です。
実際に使ってみなければ分からないこともありますが、ソニーのいくつかの技術は使ったことがあるので、その経験から期待できるポイントを紹介したいと思います。
異次元のAF
背面左上に配置されたトリプルカメラに関して様々な情報が出ており、ツァイスレンズが使用されている点に興味を惹かれる人もいるかとは思います。私もソニーのミラーレスカメラα6400を所有しておりますが、残念ながら手持ちのレンズにツァイス製がないため、レンズに関する情報は他の人のブログ等を参照してください。
個人的に注目するのはAF(オートフォーカス)です。
ソニーのセンサー技術はとても高く、AFが信じられないほど速く、追従性も高い。α6400の購入を決めたのも、AFの速さだけと言っても過言ではありません。
α6400に関する記事はこちら(準備中)
遅いものだとジーと鳴りながらピントを合わせるまで1秒程度かかるものもありますが、ソニーはピピッと瞬間に合います。また追従性についても、ピントを合わせている緑の四角のマークがまとわりつくように対象を追いかけます。どこまでスマホで再現されているか分かりませんが、リアルタイム瞳AFが搭載されているようなので、かなり期待できるのではないでしょうか。
個人的にはα6400を持っているので、買う一番の理由がカメラという訳ではありませんが、気軽に高性能なカメラで撮れるのは魅力的だろうと思います。また、スマホの気軽さとAFの速さはマッチすると思います。
イヤホンジャック復活&音楽関連技術
個人的に一番の魅力は、イヤホンジャック復活と音楽関連技術です。
イヤホンジャックは欲しい人とそうでない人がはっきり分かれると思いますが、少しでも音質にこだわりたい(約1万円以上のヘッドホンを持っているなど)ならば、私はイヤホンジャックは必須だと思います。それは、このあと紹介する音楽関連技術ともかかわります。
その技術の代表がDSEE Ultimate。
これはCD音源やMP3などをハイレゾ相当にアップグレードする技術です。でも「相当」という部分にかなりあやしさを感じませんか?そもそもどうやっているのか仕組みすら分からないし。
私もそう思っていましたし、デジタルリマスターと一緒で今でも仕組みはよく分かりません。ただ、使ってみると思いのほか違いが分かる。
この機能をONにすると、音に迫力が生まれます。いやいや、それ音量じゃないの?と思うかもしれませんが、OFFの時の印象を「カーテン1枚隔てている」状態のまま音量を上げたと例えると、ONの時はそのカーテンが開けられ音質がクリアになったという印象です。
まあリアルハイレゾと比べると、やっぱりベール1枚ぐらいは違うかなと思いますが。ハイレゾは本当に楽器ひとつひとつの演奏が素人にも感じられるぐらい透明感・繊細さがありかつ迫力がありますから。
ちなみに私が体験したのはDESS HXなので、Ultimateになりどう進化したか気になります。
※全て個人的な見解です
そして重要なのは、DSEEは基本的に優先イヤホン・ヘッドホンにしか有効じゃないことです(WF-1000XM3は使えるらしい)。
ハイレゾがかなり普及したとはいえ、容量のことを考えてもまだまだMP3などが主流なので、この機能はありがたいです。
また、搭載されるであろう機能にとっても、イヤホンジャック復活は重要です。
Clear Audio+はヘッドホンの性能や耳の形を認識して音を最適化する技術で、曲ごとにイコライザを調整しなくても勝手に聞き心地の良い音を再生する、ワイヤレスイヤホンにも対応した技術です。ただ、ここからは本当に個人的な感覚ですが、ワイヤレスよりもUSB-Cから(アンプを通じて)音を出すよりも、直接イヤホンジャックにヘッドホンをつないだ時の方が良い音(クリアかつ迫力大)が鳴る気がします。
私は中古で買ったソニーのポータブルアンプを持っているので、本来ならばつないだ方がスマホよりパワフルな音が楽しめるはず(理論上)ですが、Clear Audio+によって最近は全然アンプを使わなくなりました。(なんかCMみたい・・・笑)音に関しては特に好みの影響も大きいので、可能ならば(展示品じゃ無理かな)試してみるといいかもしれません。
まとめると、イヤホンジャック復活とソニーの音楽関連技術の方向性は完全にマッチしているので、スマホ一台で音にこだわりたいならば、Xperia1 Ⅱはベストな買い物だと思います。
若干不安な点も
日本版のストレージはどのくらいになるのか
発表ではストレージに関して128Gと256Gの2種であることが示されました。しかし、安くするために日本版だけ64Gにされる可能性も0ではないようです。個人的には128Gあれば問題ないと思いますが、全てをスマホに集約させようとしている昨今、64Gだとさすがに厳しいかなと思います。
CPUの発熱
搭載されるSnapdragon865は高性能らしいのですが、しっかり(?)発熱もするようです。こればかりは本当に使ってみなければ分からないことなので、購入後に追記できればと思います。
バッテリーの容量
バッテリーが4000mAhになり、Xperia1から800mAhも増えました。それでも容量に不安を覚える人はいるみたいです。画面やCPUなどが全く違うため単純比較できませんが、今使っているXZPremiumは3230mAhで、やっと最近寝る前に10%台になることがある程度なので(しかもゲームやり過ぎた時)、個人的にはあまり気にしていないというか、4000mAhは悪くないと思っています。
まとめ
結局のところ使ってみなければ分からないので、購入後に更新できればと思っております。
いつ発売になるか全くわかりませんが、まずはdocomoの3月18日の発表を楽しみにしてみましょう。
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