【α6400】軽量・爆速AFでミラーレスのデビュー・入門機として最適か

α6400

20〜30代の男性、特にお父さんのみなさん!一眼デビューしたくないですか?

今回はこんな疑問。

Q.20~30代男性の入門機としてα6400はアリ?

A.アリ!

個人的には買ってよかったカメラです。ということで・・・

満足度☆4.5

性能面からデザインまで、どれをとっても満足していますが、人によっては(撮りたいものによっては)最適ではない可能性もあるので、最後まで読んでくれると嬉しいです。

では詳しく見ていきましょ~

  1. 買った経緯
  2. 注目スペック
  3. 良かった点
  4. 悪かった点
  5. どういう人におすすめか

買った経緯

買った経緯に関しては、書いていたら長くなりすぎたので別記事にまとめました。気になった方はご覧ください。

α6400に出会うまで

この記事では、約半年間使用してみた感想やおすすめするかなどを書いてみたいと思います…普段は仕事があるのでたまにしか使っていませんが。

注目スペック

興味のある人はおそらくブログを探す前に商品HPを見ていると思いますし、他のブログにも詳細に書かれているので、細かいことは書きませんが、ソニーが推すα6400のウリは、

リアルタイム瞳オートフォーカス

0.02秒の高速オートフォーカス

リアルタイムトラッキング

大きさ(軽さ)

使用感をまじえた詳細は後で触れますが、ウリが圧倒的にオートフォーカスに偏っています(笑)

まあきっと今どきどこの製品もクオリティが高く、素人には写真の出来栄えの優劣をつけるのが困難なので、効果が分かりやすい機能にフォーカスしているということなのでしょう。

実際、私を含め、始めたばかりの(orこれから始める)人は気になるポイントだと思います。

良かった点

ではまず良い点から。

AFが圧倒的に速い!

やっぱりまずはこれ。

ソニーのウリポイントでもありますが、特にオートフォーカスを多用する初心者はこれがすべてと言っても過言ではありません。

というか昔から私がカメラを選ぶポイントのNo.1はAFの速さでした。

まずこの0.02秒という速さがどれくらいかというと、シャッターボタンを半押しした瞬間にピピッと決まります。

もちろん状況によって迷うときもないとは言いませんが、頭脳(AI)の判断に体(機械的なレンズの調整)が若手芸人の挨拶のように全力で反応するイメージです。少なくとも個人的に「もったりさ」を感じたことは一度もありません。(数年前の他社製品を使ったときにはオードリー春日を感じました。)

いやいや、スピードばっかり速くても正確さはどうなのかと。160km/h投げられてもストライク入るのかと。

正確さもすごい!

瞳を検出すると正確に瞳に緑の四角(ピント)が重なります。なお、6月あたりのアップデートによって動物の瞳にも対応するようになりました。瞳がなくてもピントを合わせているところに緑の四角の群れ(小さい四角が5~10ほど)が現れます。

言葉では分かりにくいので可能ならいずれ写真を用意します。

加えて追従性もすごい。

「瞳」を所持しているのは基本的に生物なので、全く動かず止まっているケースはあまりないと思います。そんな動き回る対象に対していくら速く正確にピントを合わせたところで、動かれてズレたら意味がありません。しかも撮りたい時はほんの一瞬です。ピントを合わせ直している時間はありません。

その動き回る瞳に対してピッタリとついて回るのがそう、緑の四角です。

売り場に左右に動く顔写真のポップがあったら、シャッターボタンを半押ししてみてください。瞳に付きまとう(笑)緑の四角に驚くと思います。

参考までに、AFの速さ・正確さの理由を紹介します。

AFは位相差検出コントラスト検出という2つの方式によって被写体を捕捉するそうなんですが、その検出点がどちらも425点あります。ポイントが多ければ多いほどより正確にピントが合うと思われます。ちなみに同じセンサーサイズ(APS-C)の最新上位機種(α6600)と同じです。フルサイズ機にはこれより多い機種もありますが、それは単純にセンサーサイズが違うからであり、おそらく密度はほとんど変わらないと思います。

つまり、AF精度は最新最上位機種と遜色ないと言えるでしょう。

またそれを処理するAIも高度です。なぜなら、ソニーはいち早くミラーレスを始めたので、AIに学習させるべき多くの蓄積があると言えるからです。

軽いし、そこそこ小さい!

続いてはこれ。

これから始める人にとっては、今までなかった荷物を追加で持つことになります。となると、重いというだけで「持たない理由」ができてしまい、せっかく買ったカメラが部屋の装飾になりかねません。

実際私はスポーツ観戦のたびに父親から一眼レフカメラを借りていたのですが、重すぎて途中からわざわざ借りるのが面倒になり、よほど大事な試合にしか持っていかなくなりました。

さらに一眼(レフ・ミラーレス)はコンデジと違い交換レンズもあります。レンズこそガラスの塊で重いので、レンズ自体もですが、本体をより軽くするのは重要です。

その点α6400は本体のみの重量が403g(バッテリー込み)。センサーサイズを小さく(マイクロフォーサーズなど)したくない人にとって、500mmペットボトルより軽いのはいいですね。

まあ実際にはレンズの重さも加わるので、軽いキットレンズのSELP1650でも合計531gになりますが、それでもほぼ一緒です!

ちなみに望遠レンズになればさらに重くなりますが、それでも525mm(フルサイズ換算)まで撮れる望遠レンズ(SEL70350G)をつけてもやっと1kg超えるぐらいなので、これは結構な軽さと言えます。

ちなみに数値ばっかじゃなくて体感を教えてよ。という声にお応えすると、あくまで個人的な感覚ですが、

SELP1650をつけた場合

片手でカメラを持っても軽いと感じます。ただし、かばんに入れると若干重いです。先ほども書いたように、500mmペットボトルとほぼ同じ重さなので、かばんにペットボトルを入れてみてください。その感覚です。

SEL70350Gをつけた場合

さすがに片手だと重く、ブレないように持つのは大変です。でも超望遠ズームレンズを片手で操作する場面はほぼないので、扱いに困ることはありません。

どちらにしても、一度店頭で持ってみるといいと思います。

また、個人的にはサイズ感が丁度いいです。重ささえクリアできれば多少のサイズなんてどうでもいいと思う人もいるかもしれませんが、初心者にとって意外とサイズは重要です。

なぜなら、始めたばかりの人にとって、周りの目は結構気になるからです。

スマホの普及した現在、それでもなおカメラを持とうとするのは、残念ながら多数派とまでは言えません。そんな中大きいカメラを持っていると、場合によって少なからぬ注目を集めることがあります。

例えば結婚式に参列したとき友人がカメラを持っていることを想像してください。

自分でもスマホで少しは撮るけれど、基本はカメラを持っている友人に任せようかなとなりませんか?

任された側が初心者の場合、なんにしろプレッシャーは受けますが、カメラが大きい方が受けるプレッシャーも大きくなります。なぜなら、大きい方が「本格的っぽい」からです。

でも本体が小さいということはセンサーサイズも小さいということです。なので画質(粗さではなく総合的に)のことも考えると、α6400ぐらいが「趣味っぽさ」と画質を両立できる丁度いいサイズなのです。

ただし、あくまでも個人的な意見なので、ご自分の感覚を重視してください。

特に女性にとっては、若干大きく若干重く感じるかもしれません。

その他の良い点

「暗さ」に強い(スマホに比べて)

一眼全般的に言えることですが、スマホと比べ圧倒的に暗さに強いです。日が沈んですぐのころは肉眼でならまだ見えても、スマホで撮ろうとすると暗くてよく見えないということがあります。

でもα6400なら結構暗くても撮ることができます。これはスマホに対する結構なアドバンテージです。(なお、フルサイズ機の方がより暗さに強いです。)

これはセンサーサイズの大きさによるもので、大きい方が光をより多く取り込めるので、周りが暗くても写真を撮ることができるのです。

望遠に強い

APS-C機に共通するメリットですが、フルサイズ機に比べてより遠くを切り取ることができます。

理由をここで説明することは分量的に厳しいので割愛しますが、センサーサイズが大きい方が広角に強く、小さい方が望遠に強くなります。

じゃあマイクロフォーサーズとかスマホの方が望遠に強いじゃないかという話になりますが、今度はそんなに長い望遠レンズがなくなってきます。

なのでAPS-C機が望遠に強いわけなのです。

望遠は遠くのものを大きく映したいけれど、物理的に近づけない時に重宝します。例えばスポーツ観戦や運動会ですね。個人的には旅行でも使います。寺など歴史的建造物の屋根の構造を拡大して写せるのはいいですね。

プロもサブ機として使うほど

このブログ的にプロを持ち出しちゃおしまいだろうと思わなくもないような他者依存なメリットですが、youtubeなどを見ていると、プロカメラマンがα6400を使っているのを目にします。

この点は地味に重要で、今後本格的にカメラをやろうと思ったとき、α6400でも十分な性能を持っているということです。趣味っぽさもありますが、本格的にも使えるのです。

Eマウント

ソニーのミラーレス用マウント(本体ーレンズ接合部)で、所詮ただの結合部なのですが、

フルサイズ機でも共通のマウント

を用いています。つまり、③のように本格的にカメラをやろうと思い、やっぱりフルサイズ機が欲しくなっても、同じソニーならば持っているα6400用レンズをそのまま使うことができます。

実際にはフルサイズ用とAPS-C用にレンズは分かれていますが、どちらであっても使うことは可能なので、まずは本体を買い、お金がたまったらレンズを買い換えるということができます。(フルサイズ用レンズは高いよ~ 〇十万は普通にするよ~)

180度チルト可動式液晶

個人的には全く必要としないものですが、先ほどyoutubeの話をしたので付け加えると、液晶画面が180度反転するので、自撮りに便利です。4K動画も撮れるので、リアルタイムで撮っている映像を確認したいユーチューバーにとってはかなりいいものなようです。

ソニー純正レンズのラインナップが増えてきた!

実は少し前までAPS-C用レンズのラインナップが少ないと書こうと思っていたのですが、11月にAPS-C用超望遠レンズSEL70350Gが発売され、ひと通りの焦点距離がそろった印象です。

フルサイズ用は高いからね・・・これで初心者がレンズに困ることはあまりないのかなと思います。たぶんね。

αシリーズにはこれしかない!超望遠レンズSEL70350G

αシリーズで広角撮るにはこれ!超広角レンズSEL1018(準備中)

悪かった点

基本的に気に入っているので強いて言えば、といった感じですかね。

キットレンズが器用貧乏

器用と言っているだけあって便利ではあるのですが、若干中途半端感があります。

α6400を購入するとき、①本体のみ②パワーズームレンズキット③ダブルズームレンズキット④高倍率ズームレンズキットが選べる(はず)のですが、どれにするか迷います。

何を一番撮りたいかがポイントですが、それでもこれが一番とはいいがたいです。

②③についてくる標準ズームレンズSEL1650。圧倒的に軽く、家の中で子供を撮りたいという人には結構便利なのですが、旅行で使うと広角側望遠側どちらも物足りなさを感じます。人間の視野角はフルサイズ換算50mmぐらいらしいのですが、実際は首も眼球も動かすので、景色を撮りたいと思ったら16mm(換算24mm)では狭く、超広角レンズが欲しくなります

③についてくる望遠ズームレンズSEL55210。換算300mm超の望遠のわりに軽く、(多少F値は大きくても)良いレンズですが、③にしかついてこないです。まあ後から買えますが、買い足すほどのレンズかと言われると微妙です。

④についてくる高倍率ズームSEL18135。私は持っていませんが、レンズ交換の機会が減るので、特に旅行では便利かもしれません。また、先日知人の結婚式に参列したとき、これがあればすごく便利だったなと思いました。ただ、個人的には換算27mmの広角と換算約200mmの望遠はどちらも物足りないので、器用貧乏の最たる例になりそうです。

芸術性を上げるには単焦点レンズ(〇mm固定)の方がいいとも思うので、上を参考に用途に合わせて選んでもらえるといいかなと思います。

キットレンズに関して詳しく書いた記事はこちら。

αシリーズキットレンズ比較。買うべき?&どれにすべき?(準備中)

その他の悪かった点

手ぶれ補正がない

買う前は心配しましたが、実際ほとんど気にする必要がありませんでした

というのも、純正レンズの多くに手ぶれ補正がついているからです。商品名に「OSS」と書いてあれば手ぶれ補正付きです。キットレンズは当然OSSです。今まで使っていて、本体にも手ぶれ補正が欲しかった場面は一度もありません。

ただし動画を撮る機会が多い人は気をつけてください。なぜなら、レンズ内手ぶれ補正は動画に対して働かないからです。手持ちで長時間、特に自分が動きながらの撮影だと、ブレが気になるかもしれません。スマホと同じイメージかな。

※α6600(本体内手ぶれ補正あり)の検証動画をyoutubeで見ましたが、縦ブレにはあまり強くないようです。歩きながらの撮影の場合、α6600でも余裕ということはないようです。

フルサイズと比べれば背景がボケにくい

あくまでフルサイズと比べれば、です。撮り方である程度ならなんとかなります。

ストラップつけるところが地味にじゃま

超ささいなことです。軽いので片方に手首につけるストラップをつけて使用していますが、首掛け用に反対側にもストラップがつけられます。が、その1cmない突起がカバンに入れるとき引っかかる場合があります。・・・でもほとんどありません。

どういう人におすすめか

  • スポーツ観戦でいっぱい撮りたい
  • 子供の運動会で撮りたい
  • なかなか本格的な写真を撮りたいが、重いものは持ちたくない

思いつくのはこんなところでしょうか。

でもとある家電芸人(自粛中復帰)が、家電は「買いたい時が買い換え時!」と言っていました。

つまり、細かいことは置いておき、店頭で、インターネットでビビッときたなら、それはもう十分買う理由です。

安くはありませんが、間違いなく「いいもの」ではあるので、買って後悔はないと思います。

以上、【α6400】軽量・爆速AFでミラーレスのデビュー・入門機として最適か、でした。お読みいただきありがとうございました。

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